趣旨と目的

 あなたも写真などでご覧になったことがあるかもしれません。大正・昭和両天皇の御大典が京都御所で行われた際には、一般市民による提灯行列や商家の飾り付けを行うなどまちを上げての祝祭ムードに包まれました。多くの市民が深夜まで通りや広場でお祝いをしたそうです。さらにこの時期に合わせて小学校建築の鉄筋コンクリート化など、今に繋がるまちの資産が形成される契機にもなりました。新しい時代を迎えるにあたり、市民がともにお祝いし、新しい時代を創る環境を整えたのです。
 2019 年5 月1 日に新天皇即位に伴い、新元号に切り替わります。本取組は、新しい時代の幕開けを市民のみならず来訪者の皆さんといっしょに迎え、伝統を見直し、新しい伝統を創り出すこと、そして京都のみならず日本の伝統産業の振興や観光振興に繋げることを目指しています。
 本取組は、新元号の改元を契機にはじめる、多くの市民や来訪者が気軽に参加できる新しいナイトイベントであるとともに、「和」に着目し、伝統産業である提灯や着物を積極的に着る機会として提供します。まちと一体になりながら、古くから受け継がれた慣例や伝統技術の心地よさを再認識する機会であるとともに、これら産業への経済効果を期待する取組でもあります。
 継続して開催していくことにより、美しい京都の宵を演出する、参加型の初夏の風物詩となるよう育てていくものであり、市民や来訪者が参加する新しい文化として根付くことを目指しています。